君だけのナイト
「失礼します」


望もかなり落ち込んでいる。まさかあんな状況に陥るとは思ってもいなかったからだそれに好きな人に見られるとは


「あの人とあれからどうしたの?」


あんまり考えたくはないけれど彼がどう反応するか知りたかったからだ。


「久瀬さんのことですか?」


望はできるだけ早く忘れてしまいたいと思っていた。


「そう」


目をそらしながらぼそっとつぶやいた。



「久瀬さんとはなんでもないんです」


望は早く誤解を解きたかった


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