君だけのナイト
「本当なのね?」
(僕は彼女の笑顔のおかげで何度も心がやわらいだ。僕の卑怯で醜く情けない部分を 暖かい光で覆いかぶさってくれた。
「信じてください」
(ただの誤解でよかった。この人が嘘なんてつくわけない。もし本当に彼があの人のことを好きだったら今この場で突き放してしまうかもしれない。実際できるわけがない本当言うとその時は祝福したいと思う自由にしてあげたいってもうあなたを縛るものは何も無いってあなたは自由だって)
「はい。」


望は笑顔だった


「それでは僕はこれで」


ふと頭の中に仕事のことを思い出したからだ
「待って!」 〈行かないでもう少しそばにいて〉と目で訴えた。望はすぐに気がついた。さすが望!もう心通じ合ってる。
「わかりました」


綾芽は思わず笑顔になった

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