君だけのナイト
綾芽は突然現実に



「楽しみだな。僕、クリスマス好きなんですよ」


まるで子供みたいに無邪気でカワイイらしい表情の望


「私もよ」


望は綾芽より少し前に歩いてる。そして綾芽の方に振り返り


「クリスマスにはよく母がケーキを焼いてくれました。イブの夜には靴下にプレゼントを入れてくれてそこまではでなパーティーなどはできなかったけれどそれでもあの頃は皆、笑顔でそれがどんなに幸せだったのか・・・・・・・もうきっと・・無理なんだろうな不可能なのだろうな・・・あの頃に戻れたら」

「パーティーしよう?

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