君だけのナイト
「一緒に帰りたかったの」
「今日は先に帰っていいですって言いましたのに」


望はかなり心配そうだった


「そんなことより、さぁ帰りましょう」



綾芽は望と一緒に帰りたかっただけだった


「はい」


望は綾芽の肩を抱いた


「震えてる。無理するからですよ?これで少しは暖かいですか?」


ぎゅう


「ありがと」


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