サプライズ〜卒業したら〜
樹の好きな人
やったぁ!大好きな未駆と同じクラスになった!!
あれ?私に何も思ってない
「未駆<ミク>!」
後ろを振りかえると
「おはよう!樹<イツキ>良かったじゃん大好きな俺と同じ高校に入学出来てしかも同じクラスにもなれて」
………何も言えない
クラス発表の時未駆と一緒のクラスになれて嬉しかったのは本当だから
「未駆―!樹―!俺もまっちゃんも同じクラスだよ!!」
私と同じクラスになれて喜んでるのは白羽涼<シハラリョウ>
「……まっちゃんも同じクラスかぁ」
未駆が何故か残念そうに呟く
「なんだよ嫌なのか」
「まっちゃん!」
まっちゃんこと松田直哉<マツダナオヤ>
「別に……樹早く教室に行くんだろう」
「うん」
そして私の好きな人
二千架未駆<ニチカミク>
私たちは小学校からの知り合いである