サプライズ〜卒業したら〜
「まっちゃん〜お待たせ」
「遅かったじゃん」
「へへへごめんね
いっただきま―す」
テーブルに着くなり私は温かいご飯を一口食べる
まっちゃんの家はお米にもこだわる
「ん〜美味しい♪」
「樹ちゃんと朝メシ食べてる?」
「食べてるよ〜
私ん家はパンだけどね」
そう言うとため息をつき
「そーいうのは食べたうちに入らないの
冷たいパンだけ食べるようなら家に食べに来ていいんだから
樹一人ぐらい増えたって何の負担にならないんだから」
まっちゃんはありがたい言葉をかけてくれる
「そうよ……私だって直哉と樹ちゃんとで食べたら楽しいわよ」
そう言ってくれるのはまっちゃんのおばあちゃん
私を孫のように扱ってくれる
「………ありがとうございます
でもなるべく自分で家事します」
どうしてもまっちゃん家はどーしても遠慮がちになる
「まぁ…樹が決めたなら頑張ってよ」
まっちゃんはそんな私にさりげなくエールをくれる
「ごちそうさま」
「ごちそうさま
樹そろそろ行こう涼が待ってる」
「おばあちゃん朝ごはん美味しかったです」
まっちゃんが先に行ってしまったので私は慌てて追いかる