サプライズ〜卒業したら〜
「まっちゃん〜!」
「……何してるの?」
「部活お疲れ様!……少し散歩しない?」
突然の誘いにもまっちゃんは嫌な顔せずに散歩に付き合ってくれた
本当は散歩が目的じゃない
まっちゃんのタイプを調査するため
涼の冷たい一言でそのあとあまり話せなかった
「珍しいじゃん樹が散歩なんて」
「へへへたまには運動しないと」
散歩コースなんて考えていなかったけど自然と足が進むのでそれに従う
……なんて切りだそう
「まっちゃんは……好きな人いないの?」
「イキナリの質問だね」
えっ!?イキナリなの?
「ん〜いるようないないような」
「なにそれ」
「好きではないけど気になる子はいるよ」
うわ〜ライバルがいるの……
なんて邪魔な子なの!!!
ん?
「気にはなるけど好きじゃないの?」
「その子が好きな人と結ばれたら嬉しいかな
悔しい気持ちよりも良かったねの気持ちが強いから」
じゃ瞳に可能性があるじゃん!