サプライズ〜卒業したら〜
朝から疲れる
大体俺は基本的にドッキリが嫌いなんだ
朝から面白くない冗談さやめてほしいのに……
「佐々さんとりあえず学校に行きましょ
僕と貴方は学生でそろそろ学校に行かなくてはならない時間なので……」
「分かりました」
佐々美和子は赤いランドセルをしょいそのまま玄関に行った
佐々さんが居なくなってから母に問い詰める
「婚約って佐々さんはまだ小学生じゃないですか!!」
「何言ってるのよ!婚約に年なんか関係ないのよ
美和子ちゃんはあんたにベタぼれなんだから!
噂によると樹ちゃんと婚約解消してからずっと直哉の婚約立候補してたらしいのよ」
コーヒーを飲みながら淡々を話す母を見て実の母のが憎い
「それにね来年は中学生だから安心よ」
安心?何が
「そりゃ小学生にキスはまずいけど
中学生なら大丈夫よ!
美和子ちゃんはいい娘になるわよ〜♪」
「とにかく婚約なんてしません!
佐々さんだって今は好きになってくれるだけで成長していく家に他の人を好きになる可能性があるんですから」