サプライズ〜卒業したら〜
「……いつまでお喋りしてるの?」
後ろを振り向くと
「まっちゃ〜んお帰り」
すでに帰っていたまっちゃんがいた
「樹がなかなか返してくれなくて」
「そうか……
樹今日はもう遅いからまた明日にしな」
……もう少し未駆と話したいと思ったけど
もう6時だし
「はぁ〜い
じゃ未駆またね」
「……うんじゃ樹、まっちゃんまた明日」
私は未駆の背中を見ていた
今日一緒に帰れて嬉しかった
「樹……」
まっちゃんが真剣な顔をして聞いてくる
なんだろう……と少し緊張してしまう
「何?」
「未駆ともうキスした?」
予想外の質問に思わず固まる
何言っての………
「樹?」
「してないっ!!!!」
恥ずかしい質問に私は顔が赤くなるのが分かる
………まさかまっちゃんこんな話をするとは思わなかった