恋する背中をつかまえて


「…美羽に会いに来た」

「だって今日は大阪で…」

「会いたくて飛んできた。
…ダメ…?」

「ダメなんかじゃない…
ダメなんかじゃないよ!」





思わず桜井さんの
腕の中に飛び込んだ。



桜井さんの体温とか
鼓動とか感じていたら、
今までの我慢してたのが
吹き飛んだ気がした。



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