恋する背中をつかまえて


「あ…明日も大阪でしょ?
こんな時間までごめんなさい…」


今日だって試合があったはず。



よくよく考えてみたら、
ご飯だって食べたのかな…?

疲れてるよね…?



「ちゃんと帰れるし、
俺が勝手に来ただけだから。

余計な心配すんなよ」



いつものように、
無造作にくしゃくしゃって
優しく髪を撫でてくれる。



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