恋する背中をつかまえて


静かにベッドに降ろすと。

目の前でシャツのボタンを
ひとつずつ外していく。




あたしに見せつけるように。

あたしの眼に焼き付けるように。





眼が離せないのは、
もうわかっているくせに。



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