恋する背中をつかまえて


諦めてバスルームに歩み寄ると。

蛇口を捻りながら、
温度と格闘してる姿があった。


恐る恐る手を出すと、
ちょっと温めな温度だった。





「熱かったら、ゆっくり
美羽と入れないだろ?」



…じっくり見るような
身体じゃないんだけどなぁ。



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