恋する背中をつかまえて


思いがけない崇志からの
指輪のプレゼントに
笑みが零れる。



でも。

笑った瞬間に、
一緒に涙が零れた。






あれ?

泣くはずじゃなかったのに。





…でもね、本当は…

一緒にもっといたいよ。



桜の舞う季節も。

日差しが眩しい夏も。

紅葉が色鮮やかな秋も。

オフシーズンの冬も。



色んな崇志を見ていたい。



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