恋する背中をつかまえて


高速を乗り継ぎ、
名古屋の街中を駆け抜ける。

信号待ちすらもどかしい。



一秒でも早く。



初めて美羽と待ち合わせした、
あの名駅のロータリーに。

あの日と同じように。



美羽を呼び出したい。



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