恋する背中をつかまえて


あっという間に
ツーストライクまで
追い込まれてしまった…



見ていられない。

でも目が離せない。



だって、
崇志の真骨頂はここから。







…ファール。

またファール。


粘り強いバッティングが続く。





…崇志…



祈るような想いでいた。

あたしにはいつも、
無事を祈ることしか出来ない。


怪我をしませんように。

体調を崩しませんように。

勝てますように。




崇志が打てますように。



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