恋する背中をつかまえて


ボディガードさんにしっかりと
包まれたあたしは、
その崇志の声を聴いて以降。

客席に戻ることはなかった。



今のチームより。

どんな女性ファンより。


あたしを選んだ崇志。



果たしてあたしに代償と
なるものがあるのか、

わからないけど。


今度は逃げない。



逃げたりしたくない。





ちゃんと、ふたりで。





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