恋する背中をつかまえて


いつか、こんな風に言える人に
出会うのを待ってた。


迷わないで、笑顔で。

目を見て言える人を。



夢みたいなことだけど。



ずーっと大好きな人だった。



「…本当に美羽って子は…

お願いだから…、
あんまり心配させないでね」



溜め息混じりの笑顔。

全て受け入れてくれたような。



お母さんの笑顔。



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