恋する背中をつかまえて
眩しすぎるほどの
フラッシュの中でも、
眼の力は負けることがない。
「これからも一試合一試合、
全力で闘います。
彼女には仕事があります。
家族があります。
彼女や彼女が護りたい
全てを脅かすような行為は、
どうか控えて頂きますよう
宜しくお願いします」
深く下げてくれた、
崇志の頭を見つめていたら。
いつの間にか、頬に涙が
あふれていることに気がついた。
…嬉しい涙って…
こんなに温かいんだね。
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