恋する背中をつかまえて
こんな素敵な人が、
ずーっといつか一緒に
いてくれるなんて…
あたしのすべてを
護ってくれるなんて…
あたしには
何で返せるだろう…?
「…美羽?よく眠れた?」
「崇志…起こしちゃった?」
「いや…暫く振りにゆっくり眠れそうだったから。つい、な…」
髪を軽くかきあげ、
とろけてしまいそうな
視線をあたしに向ける。
…あ…
この人のこと、やっぱり好き。
触れたくてたまらない。
髪に、頬に、唇に。
太陽に愛された肌に。
誰よりも愛されたい。
そう思える人が、自分だけを
愛してくれる奇跡の確率って…
一体どれくらいなんだろう…?
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