恋する背中をつかまえて


???



訳が分かってないあたしを横目に
そっと屈み込んだ。

冷たい水の感触が
口の中に広がっていく。



口から伝った頬の水がシーツを
冷たく濡らしていくのを構わず、
口の中を舌がさまよう。






…水が足りないです…



これじゃ逆効果だって…


あたしの頬が林檎みたいに
真っ赤なことに気づいて、
慌てて口を離したけど。


…もう遅いよ。



昨夜は間違いなく、

崇志に壊される!


と思ったんだけど…



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