恋する背中をつかまえて


そんな時に現れた美羽。

現役生活と同じく、
未知数すぎる若い女性。



寂しがり屋で泣き虫で。
放っておけなくて。






気がついた時には、
浅野に信じられないくらいに
嫉妬してた。



俺の美羽に近づくんじゃねぇ!

って…



こんなに嫉妬深いなんて。


美羽と会うまで知らなかった。

寂しいからって、女のために
会いに行ったりするなんて。



…ありえねぇ。



嬉しそうにご飯を一緒に食べてる
美羽の顔を見つめながら、
思わず呟いた。



ん?と首を傾げる美羽には
一生適いそうもねぇな。


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