恋する背中をつかまえて


一緒に暮らすようになって。

崇志とあたしが帰る場所が
一緒になってうれしかった。



もう離れなくてもいい。



次会える日に、
あなたは帰ってきてくれる。

あたしの傍に。



帰ってきてくれるっていうのが
一番うれしかった。

だから尚更、
いなくなるのが怖くなった。



あたしがあなたに
不都合なことをしちゃったら、

もう帰ってきて
くれないかもしれない。



あたしの帰る場所は、

あなたの腕の中なのに。



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