恋する背中をつかまえて


今日もまたいつもと変わらず、
画面の崇志にも恋してる。



でもね?







「ただいま、美羽」


玄関先から聞こえてくる
愛しいあの人の声。


そっと玄関先を覗くと、
いつもと変わらない、
崇志の暖かい腕に包まれた。




明日も「おかえり」って
あなたに言えますように。


あなたの背中を明日も
抱きしめていられますように。



願わくば、この腕の中で。



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