恋する背中をつかまえて


反則になってないよって
言おうとした時には…

あたしの答えを
聞くよりずっと先に
口を塞がれていた。



何度も夢にまで見た、
期待を裏切らないような。

どこまでも夢の中に
落ちていくようなキス。



身体が勝手にどこからか
疼いてくるのがわかる。


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