恋する背中をつかまえて


そんなお預けな俺が美羽から
電話もメールもない間、
見事に凹みっ放しだった。


もちろん打席に立てば
この桜井 崇志、
華麗なバッティングを
観客に披露するさ。



でも心の中は別。



この試合が終わったら、
きっと電話がかかってくる。


この俺が電話するなんて
格好悪いこと出来るか!
って意地を張ってた。



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