恋する背中をつかまえて


「桜井がどうか知らないけど、
俺は気にしてるから。


…ずっと前から…

美羽ちゃんのことが好きだから」





…好き…?



言葉が頭に響いているうちに、
左頬に浅野さんの唇が触れた。



「ちゃんと…好きだから
…考えておいて」



頭から湯気が出そう。






どうして…?



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