国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
おかしそうに微笑んでいるレアが、自分を見つめている。
「何が、おかしい?」
「いえ。
やはり、子供のような方だと思って」
レアは、美しい目を細めて、ふふ、と声を上げる。
ふっと緩めた彼女の口元から、マルスは強引に押し入った。
「ん、マ・・・さ、ま」
レアの艶めいた声を聞いて、マルスは、もはやとまることはできなかった。
レアの指に自分の指を絡め、硬く握り締めると、体中に唇を落とす。
彼女の白い肌が、羞恥に赤く染まるのを感じると、マルスの心は、ますます、はやった。
出会ってからの、思いのたけをぶつけるように、マルスはレアを貪った。
「マルス様。
いつ、いかなるときも、わたしの心は、あなたのお傍におります」
マルスの熱い鼓動を感じながら、レアは、そっと瞳を閉じた--。