国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

「ほら、祈りが終われば朝ごはんよ!

今日からは一緒に学べないのだから、頑張らなきゃ!」


サラは屈託なく笑うと、レアの手を引いて祈りの間へと急いだ。


新人巫女は、普通下級巫女として任ぜられ、

中級巫女から薬草などの知識を学びつつ、上級巫女が病人を診る手伝いを行う。


しかし、レアの場合は一人だけウルウによって特殊な教育課程が組まれることになっていた。


サラの言葉どおり、祈りの間につくと位の違う二人はそれぞれ別々の場所に腰をおろした。




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