国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

「おはよう、母さん!」


少女は、朝の支度で忙しい母を手伝うために、

いつものように、早起きをして身支度を済ませた。


「・・・・レア」


少女の母は、娘--レアの名前を呼ぶと、そのままぽろぽろと目から落ちる涙を拭おうともせず、

レアの体を力いっぱい抱きしめた。


「母さん?」


いつもと様子の違う母の姿に、レアは戸惑った。

抱きしめられるのはよくあることだったが、

こんなに力を込めて自分の息が止まりそうなくらい抱きしめられるのは、初めてのことだった。


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