国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
それから数ヶ月間、
レアは、他の新人巫女たちと同様に、新しい勉強を教わりながら、
活気あふれる毎日を過ごしていた。
朝は主体であった畑仕事から徐々に薬草集めへと変わり、
それが終わると、上級巫女が行う患者の診察を手伝い、
皆が寝静まる頃になっても、レアは、一人ウルウに呼び出されて、
新しい知識を詰め込まれていた。
・・本当に、なんて楽しいのかしら。
レアは、学ぶことが嫌いではなかった。特に、病気の人間の治療には、非常に興味を持った。
それは、幼い頃、母と山へ薬草を取りに行っては、街で売って生活の足しにしていたせいかもしれなかった。
時々、知っている薬草を見つけると、母に会えたような気がして、心が弾んだ。