ピンクの恋路

ごめんねっ…!!悠里ちゃん!



私は、ユサユサと悠里ちゃんの体を揺らして起こさせた。


「あ…美波さん!?? おはようございます…」


「悠里ちゃん! ごめんね、まだ6:00なんだけど。 ヤバイ!!私、今日友達と早く行く事になってて…!! だから、良太起こして適当になんか作って学校行ってもらえる!??」


「はい!!分かりました!!」




「うん…!! よろしくっ!!」




そういって私は家を出た。






駅前━



「美波ぃ~~~おっそー」



「ごめんっ!! ッ…ハァ…フゥ~~~」


私はギリギリで待ち合わせ場所に間に合った。



「じゃ、行くべ?」


「うんっ!!」




向かうのは、昨日私がアルバイトを頼んだ可愛いお店。


給料はかなりいいんだけど、仕事がハード… ミノリが言っていた事は確かだった。

アルバイト生が少ないから、朝早く、学校に行く前に店を掃除しなければならないらしい。




電車をこぎながら私はミノリに文句を言う。





「もぉ~… ミノリってば、足立先輩の事とか全部言ってたのぉー!??」


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