ピンクの恋路
駄目だな… 私。
その時だった。
━♪~♪~
「美波ぃ~携帯」
「え… ほんとだ」
「誰から?」
私はなんとなく感づいてた。
‘足立先輩’じゃないかって…。
「… 足立先輩」
やっぱりそうだった。
「マヂ?なんて?」
私はメールの内容を読み終わるとパッと携帯をまたスカートのポケットに直して、お弁当を食べ続けた。
━…放課後。
4:00だ。
私はひとり、屋上へ向かった。
ガチャッ。 そぉっとドアを開ける。
「先輩…」
「よぉっ。来てくれてサンキュ」
「ううん… 彼女なんだから…当たり前」