ピンクの恋路
「はぁ…;; 」
「…… 」
「ねー」
「ん?」
「また泣きたくなっちゃった?」
「なんで…?」
「だって、返事しないし、異様に静か」
「ちょっと…」
「困ったやつだね、あんた。 分かったよ、そんなに忘れられないんだったら、アタシのとこでバイトしない?」
「… バイト?」
「うん、そうバイト! 忙しくて忘れるハズだわ」
「したい!! バイトしたいよ、ミノちんっ!!!!!」
「そうかい、そうかい。 なら、話は早いね♪」
「え??」
「行こっか!!♪」
「どっ… どこにっ!???」
ついた先は、小さな喫茶店だった。
「ここだよっ! アタシのバイト先」
「可愛い…」
「そうでしょ?中はもっと可愛いしオシャレなんだから!」
そういうとミノリは私の手を引っ張って中へ入っていった。
━チャリンチャリン…