ピンクの恋路

「はぁ…;; 」


「…… 」


「ねー」


「ん?」


「また泣きたくなっちゃった?」



「なんで…?」


「だって、返事しないし、異様に静か」


「ちょっと…」



「困ったやつだね、あんた。 分かったよ、そんなに忘れられないんだったら、アタシのとこでバイトしない?」



「… バイト?」



「うん、そうバイト! 忙しくて忘れるハズだわ」



「したい!! バイトしたいよ、ミノちんっ!!!!!」



「そうかい、そうかい。 なら、話は早いね♪」



「え??」


「行こっか!!♪」


「どっ… どこにっ!???」




ついた先は、小さな喫茶店だった。




「ここだよっ! アタシのバイト先」



「可愛い…」


「そうでしょ?中はもっと可愛いしオシャレなんだから!」


そういうとミノリは私の手を引っ張って中へ入っていった。





━チャリンチャリン…

< 6 / 19 >

この作品をシェア

pagetop