ピンクの恋路
「だよねーー!! だって昨日別れたばっかだもんね」
ミノリはわざと勇太に聞こえるような声で言った。
「ミノちん! 大きすぎだよぉっ!!」
「えっ!?? 足立先輩と別れちゃったの!?」
イキナリ、けいさんが腕にしがみついてきた。
「な…なんで知ってるんですか??」
「あー… えっとね、ェヘヘヘ…」
━ガチャンッ。
「ただいまあーー」
「 ・・・」
え? 誰も居ないの???
私は玄関の電気をつけた。 ぇええっ!??
あることに気がついた。
弟、良太の靴の隣には、なんと可愛いパンプスがっ!!!!??
「マヂっ…!??」