魔女と魔獣
これから行っても……

家に帰しに行こう。



未来の翔が待ってる家
インターフォンを押した。


「はーい。」


!?


玄関が開いて私は驚いた。



「お、おば……」

そこに立ってたのは
翔のママ


「今?おばさんって?」


「いえ、ちがいまっす!!
あ、あの元哉さんいますか?」


「まだだけど?」


「これ、返しておいてください。」


紙袋の中をおばさんは
覗き込んだ。


「ちょっとお借りしてたんで
よろしく伝えてください。」



その時ノノが走ってきた。

しっぽがブチ切れそうな
早い動きで
うれションをしている。



「やだ~~ノノ!」

おばさんは怒ってノノを
小突いた。


おばさんらしい

私は笑ってしまった。


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