魔女と魔獣
部屋に帰ると
マリリンが待っていた。


「マリリン、今日は疲れたわ。」


「なんか体当たりって感じね。」


「ちょっと急ぎすぎた。
真重のこと何にも知らないし。」


「元哉のこともあるしね~」


「おじさんは、おばさんがいたよ。」


「おとうさんにも
会ったでしょう?」


「そうそう、パパ!!
すげ-ダサイの~~
そういえばパパとママの出会いって
聞いたことがなかったな~」



「そこもうまくまとめないとね。
納品はもうちょっとかかるって」


「なんか私だけ
一生懸命で、バカじゃん」
悲しくなった。



真重だって
私を軽蔑しただろうし



「そんなことないよ。
ププカからの情報では
かなり混乱してる様子が
見受けられてるみたいだから
もうひと押ししちゃって~~」



「マジに???」


「さすが魔女ね~~
魔獣ももうすぐ手に落ちるかもよ。」



マリリンがうつ伏せになった
私の腰に座った。
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