魔女と魔獣
パパがバイト先を教えてくれた。

私は真重の終わる時間
めがけて
バイト先に出かけた。


残念なことに
自転車がパンクしてて
遠い道を歩いて行った。


この辺って
未来は大きなスーパーができる
今はただの空き地で
不気味。


街灯も少なくて
さすがに怖い・・・・


帰りはもっと怖いだろうな。



真重のバイト先は
クリーニングの工場だった。

ちょっと早くついた私は
明かりのついた
工場に真重を捜す。


「いた!!」


ねじりハチマキをぎゅっと
巻いて
ランニング姿で
でかいアイロンをつかっている。


汗が光って
いつもと違う真重がいた。
真剣にアイロンをかける真重に
すっかり見とれていた。
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