魔女と魔獣
ふたり
部活動の人たちがなにやら
騒いでいた。
「Z男子校の制服じゃない?」
「あの進学校でしょ?
誰か待ってるのかな。
あそこって校則厳しくないの?」
「なんかヤンキーぽいよね。」
ヤンキー?
私は校門の向こう側に飛び出した。
遠巻きに見ている
連中の影から
黒い学ランの真重が見えた。
思わず
「マジュ!!」と叫んだ。
私は全速力で走った。
「どーしたの?」
うれしくて胸が高鳴る。
「髪の毛……」
いつもリーゼントの髪の毛が
サラサラヘアーになっている。
時より見える
細い眉が人相の悪さを
暴露するけれど
私にはすべてが衝撃的だった。
「だいたい学校にはこの頭。
セットする時間もなかったし
いいじゃん、気にするな。」
そう言って照れていた。
サラサラヘアーを思わず触った。
「また、好きになった。」
「バア~~~~~~カ~~~~」
真重が思いっきり照れていた。
騒いでいた。
「Z男子校の制服じゃない?」
「あの進学校でしょ?
誰か待ってるのかな。
あそこって校則厳しくないの?」
「なんかヤンキーぽいよね。」
ヤンキー?
私は校門の向こう側に飛び出した。
遠巻きに見ている
連中の影から
黒い学ランの真重が見えた。
思わず
「マジュ!!」と叫んだ。
私は全速力で走った。
「どーしたの?」
うれしくて胸が高鳴る。
「髪の毛……」
いつもリーゼントの髪の毛が
サラサラヘアーになっている。
時より見える
細い眉が人相の悪さを
暴露するけれど
私にはすべてが衝撃的だった。
「だいたい学校にはこの頭。
セットする時間もなかったし
いいじゃん、気にするな。」
そう言って照れていた。
サラサラヘアーを思わず触った。
「また、好きになった。」
「バア~~~~~~カ~~~~」
真重が思いっきり照れていた。