魔女と魔獣
久々に真重と過ごす日曜日

昨夜は集会後、街を朝まで
流していたようで

前日までのバイトと
テスト勉強で
ウトウトしている。


手をそっと握った。


「愛してるよ。
いつまで一緒にいられるかな。
別れることを思うと
将来が真っ暗になる。」


いつかこの体から
出ることを思うと
私は揺れ動く。


真重と翔


私はマサ代?
それとも桃子?



心の中では混乱している。


 私は…桃子


翔を求めながら
真重を愛してる


真重を好きになる度に
揺れる心


翔のところに
戻るときは・・・・
真重との別れ・・・・


複雑さに頭がクラクラする。

真重の寝息を感じながら
唇を寄せる。

好きってことは
こうして触れ合うこと
翔と真重が交差する。


愛おしくて
気が狂いそうになる。


「愛してる」
って言葉の重みで……
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