魔女と魔獣
「それは追々わかると思うわ。」

「翔が存在しないなんて
絶対にいやだ。」


「だから、ここで記憶を
戻しておきたかったのよ。
面倒なことになるわ。
頼みはあなたしかいないわ。
もうこの計画は最終章に向かっているわ。」


「マジュとも別れたくない。」


「複雑だろうけど
マサ代と真重は道さえ
間違わなければ一緒にいられるわ。
問題は今の
桃子とし……」


マリリンが慌てて口を押さえた。


「ん?桃子としってなに?」


「問題は桃子として……
しっかり自分の世界に戻るために
どうするのか
考えてちょーだい。」


玉汗がマリリンをつたう。


「なんかごまかしたの?」


「ぜんぜ~~~ん!!
とにかく真重の記憶が戻るまでは
あなた一人で戦ってちょうだいね。
あら、もう帰んなきゃ!!」


すごい慌てて
マリリンが消えた。

 変なマリリン~~
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