魔女と魔獣
部屋にいると悲しくなるから
お店に出て
手伝いをした。


今夜も店は満員御礼

ばあちゃんがすっかり
元気がないから
ホールでは母が忙しく
走り回る。



「ここのラムは最高だね。」

「柔らかいし
味付けも最高だ。」


その声を聞きつけると
母が
「ありがとう~!!」

と声をかける。


母はスーパー接客業だと思う。


次から次へと
受ける注文をさばいていく。


「マサ代、3番さんにジュースね。」


私は母の指示で走り周り
時間はあっという間に
過ぎていく。
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