魔女と魔獣
「今日はまた、若い子いっぱいね。」
母がビールを注いだ。

「うちの息子だよ、勇輝。」


「あら!勇輝くん?
ちょっと大きくなって!!」
母がびっくりしていた。

「おとうさんったら
それだけ私たちを連れて来て
くれてないってことよ。」

おばあちゃんが笑った。


「じゃ、この子は彼女ね。」
美雪はブリっこして

「はい。」と答えた。


「マサ代のお友達なの?」


「美雪も柴田くんも一緒だよ。」



「そうなの??」
母とおばあちゃんが目を合わせて


「お世話になってます~」
と言った。


「こっちは、勇輝の友達の
美男美女カップルは
元哉くんと、香利ちゃん。
ほら、角の塾の経営者の息子さんよ。」



「あら、平川社長の・・・
よく来てくれるのよ。
おとうさん。」


元哉が言った。

「とうさん、ずるいな~
俺一度も来たことないよ。」



 昔からつながっていたのね
 私たち・・・・
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