魔女と魔獣
「まにょ、マジュの事件・・・」
パパが心配そうに
近づいてきた。


「どこにいるのか
俺は知らないんだ。」


「大丈夫。
マジュの兄弟に朝会ってきたの。
連れて行ってくれるって。
あいつ思ったほど
悪いやつじゃなかったね。」



「あいつが?
それはちょっと・・・・
信じられない。
何か企んでいるんじゃないのか?」


パパはそう言ったけど
情報を知っているのは
あいつしかいない。



「大丈夫よ。
とりあえず行ってみるから。」



「ちょっと待って。
ヤバイって絶対。
あいつはマジュが大嫌いで
今までマジュに対して
嫌がらせをしてきたんだ。
信じられないよ・・・・」


「ありがと
なんかあったら大声出すし
私は結構強いんだもん。」



「何時にどこ?」


「4時に学校のとこに
車で来るって。」


「わかった。」

 パパは心配症なんだ。
 変わらないな~
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