魔女と魔獣
「マリリン~~~」
私はマリリンに抱きついた。


「かわいそうに
あいつとんでもないやつだわ。
ごめんね、助けてあげられなくて
私たちには
手を出せないのよ。」


「私がバカだったから
私が……」


「かわいそうに……
なんて言ったらいいのか。
でもね・・・大丈夫・・・
これしか言えないけど
希望は捨てないで。」


「え?何?
どこに希望???」

マリリンにすがった。


「それは言えないの。
ほんとはここまでも言っちゃだめなの。
だから帰ったら
私は罰を受けるけど
でもあなたは希望持っててね。」


「わかんないよ、マリリン~」



美雪の足音が聞こえた。


ドアがあくまで
マリリンは私の頭を撫ぜてくれた。


同時に消えた・・・
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