魔女と魔獣
受付で母が手続きをしてるのを
待っていた。


病院は規模は小さいけれど
とてもきれいなところだった。


父に
「お医者の知り合いがいるの?」
と聞いた。


「うん…ま~そんなとこかな。」
父の口が濁った。



母がこちらにやってきた。


「今、案内しに来てくれるって。」

「そうか…」
父が立ちあがった。


「マサ代、おとうさんたちは
ちょっと近くに仕入に行くから
診察をうけたら
待っててくれるかな?」


「ついていないの?」


「一人で大丈夫でしょ?」


 どこも悪くないから
 ま…いいか~


でも冷たいな・・・
二人とも・・・


父が12時に駐車場に
向かえにくると言った。
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