魔女と魔獣
「嬉しい……」


涙が零れおちる。



「キスして、マサ代……」


私は膝まついて
真重の唇にキスをした。


キスは優しいキスだった。
何度も何度もキスをした。
二人の涙が溶け合って


「スゲーしょっぱ!!」
真重が叫んだ。

私の頭を不自由な手で
必死に抑える。


キスをするたび真重が
「愛してる」って言った。

わざとに音を立てて
唇を離したりして
私を笑わせた。


そして長いキス・・・・・・
頭の中がボ~~~とする
そして体中が痺れた。

 この先の行為を求めたくなる
 真重にならすべてを
 捧げたい・・・・


熱いキスは
二人の吐息を激しくする。

絡み合う舌は
お互いの心を感じあう。


真重が苦しそうに
唇を離す。


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