魔女と魔獣
「俺とおまえの愛は本物だろ?
アイツの時ならキスだけで
こんな気持ちになんか
ならなかったろ?
俺らはどんなことでも感じあえる。
気持ちいいって思える。
だから、おまえは俺を
裏切ってなんかいねーんだよ?
わかるか?
キスだけで俺はもう
爆発しそうなんだから!
これ以上したらもうヤバイから!!」



恥ずかしかったけど
素直に言った。


「私も…マジュとしたいって
何十回も思ったよ…」



「だろ~~~?
おまえは素直で可愛いよ。」



真重が嬉しそうに笑った。


「もう俺のそばから
離れるなよ。
おまえは俺の女なんだから。
俺しかおまえを愛せないんだからな。」


「うん。」
幸せだった・・・・
真重と絶対離れない・・・・


「マジュ…キスしよう。」


「もう勘弁してくれ~~~!!
蛇の生殺しってやつ。
男は正直なんだ!!」


「うふふ~
早く良くなってね。
待ってる、期待して!!」


「うわ~プレッシャーかも。」


「嘘よ。
マジュと触れ合うだけで
私はとろけそうだよ。」


「うわ~~~」
真重が大袈裟に声を上げた。


「愛してる」

そう言って真重の胸に
しばらく頭を乗せて目を閉じた。


真重の手が優しく
髪の毛を撫ぜた。
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