魔女と魔獣
真重には問い詰めなかった。

百鬼の解散も

麻痺のことも・・・・


そんななか退院した。
真重の父親が一人暮らしを
心配した。
食事のことや身の回りのこと


私も心配だったが

今まで通りしたいと
真重は頑固に
今までにこだわった。


近くにすむ
パパの家でバックアップしてくれた。

おばあちゃんは
もう桃子の時代はいない人だから
優しい人なんだって
真重の食事の世話をしてくれた。


「おとうさんから
しっかりとこの分のお駄賃いただいて
やっているのだから
一切の遠慮はしないでね。
マサ代ちゃんもバイト代
もらっちゃえばいいのよ。
そしたら
マジュは気を使わないから。」


「そうだね。」


私は爆笑した。



「おばさん、マジュのこと
お願いします。
私は遊びに行ったら
お掃除担当するから。
マジュのお父さんに請求してみる。」


マジュが困ったように
笑った。
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