魔女と魔獣
マリリンが久し振りに
やってきた。


「ね~幸せそうね~」

「ウン、マリリン~
もう私とろけそうなの。」


「そうでしょうとも~」
私はマリリンの背中に頭を乗せた。


「任務の完了が近いから。」
ポツリとマリリンがつぶやいた。


「そう…いつくらい?」


「それは言えないわ。
神様が決めることだから。」


「私とマジュは最後まで一緒?」


「それもわかんない。
でも死には痛みを伴うから
楽しいことではないことは確か。」



「後で会える?」


「会えると思う。」


「彼にもダーリンが話してると
思うけど、旅立ちの準備はじめてね。
悔いのないように、どっちにしても
あなたたちの記憶もきえてしまうから」



「ここにきてすご~く
なが~くいるけど
桃子はまだ眠ってる?」


「そうね、両親の心配は
気の毒なくらいよ。」


柴田と美雪・・・・
 
 ごめんね・・・・
 もうすぐ戻るからね。
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